スポットコンサルティング:実例その①

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こんにちは 久保田です。

以前よりお問合せも多々あり、新しいサービスの提供を考えていたのですが
今年からフリーランス向けのスポットコンサルを始めています。
業種、形態、年齢等にこだわらず、いろんなお話を伺うことで「ひらめき」が増えるのではないか!とひらめいたからです(^^♪

おかげ様で、刺激的で楽しいコンサルを体験しています。
さて、今回は20代の熱い「パーソナルトレーナー」様のお話です。

スポットコンサル① 「パーソナルトレーナー編」

【相談者】20代 男性 Yさん
【相談内容】

現在:パーソナルトレーナーとして事業開始
SNSを活用し人脈を広げながら、セミナー開催
自身のトレーニング内容も公開中

未来:得意分野だけでなく、他のトレーナーと協業して必要な方々にサービスを提供したい
トレーナーとしての経験を積みながら集客したい(全国)

強み:ウエイトリフティング選手としてインターハイ、国体出場、入賞経験あり

弱み:安定した売上が少ない
経理が少々、苦手(領収書整理など)

                                           

 

トレーナーとして実績作りのため、県内外にてセミナーを行うなど積極的に活動をされているYさん。
若いっていいなーと本気で思わせてくれる将来が楽しみなお客様です。

今回のご相談内容は、経営者としての経験がないまま事業を始めてしまい、後回しになっている経理業務など見直していきたい、事業内容を整理したいとの相談でした。
確かに現状が続けば、チャンスが訪れた時、資金面で行動を制限される事があるかもしれません。

そうならない為にもYさんの事業に懸ける思い、半年後、1年後と活動計画など、整理することから始めることにしました。

ここで、少しスポットコンサルについて説明しておきます。
弊社が行うコンサルは、面談を行いながら、事業を行う上で大事な書類を作成する事を目的としています。

その書類とは「事業計画書」です。

金融機関で借入する際に作成する書類と思われがちですが、起業すると決めた時に作成するべきだと私は思っています。
なぜなら、その中身は経営者の決意表明と事業を成功させるための分析(資金繰りや予想PL)など事業を行ううえで大事な内容になっているからです。

事業に懸ける思いだけで経営しても、必ずどこかで悩みます。
悩みの多くは資金繰りで、収入と支出を把握せず行動してしまえば当然の結果だと思うのですが、意外と経理業務を後回しにしている経営者が多く、チャンスが訪れた時にあわてて相談に来るお客様も数多くいらっしゃいます。

そうならない為にも現在の財務状況を把握し、未来の財務状況を予想する。
そのうえで必要な時期に必要な資金を調達する(借入等)または、あらたな挑戦をする予定があるならばその時期を検討するなど、事業を成功させるうえで最も必要な書類が事業計画書だと考えています。

ただ、事業計画書を作成するためには財務状況を把握することが必要で、そのコツを掴むまでには少々の時間と知識が必要なので、そのお手伝いをするのが弊社の仕事なのです。

では、Yさんのコンサルを始めていきましょう。
まず、考えを明確にするために以下の質問をします。

①創業されるのはどのような目的、動機からですか?
②取扱商品またはサービスを具体的に教えて下さい。
③セールスポイントを教えて下さい。
④必要な資金と調達方法を教えて下さい。
⑤事業が軌道に乗るのはいつ頃ですか?
⑥その時期の売上、仕入、経費、利益を具体的に教えて下さい。

①②③の質問では
何をどのように営業し販売していくのかを整理します。
商品(サービス)名、値段設定もこの段階で見直し、新たな商品(サービス)設定を行います。

④の質問では
現状での必要な資金、調達方法を整理します。
この質問は、ほとんどのクライアント様が苦手とする質問です。
弊社で財務内容を数値化し、現実を見てもらいます。

⑤の質問では
クライアント様が一番楽しいと感じる未来予想図を描いて頂きます。

⑥の質問では
④⑤の答えをもとに半年後、一年後の売上目標を立て、予想損益計算書、資金繰り作成を行います。

現在の実績を数値化する事で、がっかりする事もあったYさんですが
必要な売上、経費が具体化されたことで、利益にも意識が向くようになりました。
その結果、業務のスキマ時間を利用して、運動指導、セミナーなど積極的に行い、少しずつ売上に繋がっています。

引き続き、定期的な面談を行いながら
半年後、一年後の目標達成に向けてYさんに寄り添ってサポートしていきたいと思います。

Yさんの結果については、またブログでご報告したいと思います!
お楽しみにー♪

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