事業計画書で変わる!若手パーソナルトレーナーが経営改善に踏み出した理由とは【スポットコンサルティング①】

スポットコンサルティング① blog

こんにちは、久保田です。

最近、「ひとりで経営していると、誰に何を相談したらいいか分からない…」というご相談が増えています。
特にフリーランスや小規模事業者の方にとって、数字まわりや経営計画は後回しになりがちです。

そんな背景から、スポットコンサルティングという形で、単発でも受けられる経営相談のサポートをしています。
業種や年齢を問わず、”ひらめきのきっかけ”になることを目指しています。

今回は、その一例として、20代のパーソナルトレーナーYさんとのやりとりをご紹介します。

実績あるトレーナーでも、経営は初めての連続

ご相談者:Yさん(20代・男性)

  • 元ウエイトリフティング選手(インターハイ・国体出場・入賞実績あり)
  • SNSを活用して、トレーニング動画や情報発信を行いながら、各地でセミナーも開催
  • 今後は全国的に活動を広げ、他の専門家とも連携して幅広いサービス展開を目指したい

現時点の課題

  • 売上が安定せず、先々の見通しに不安がある
  • 経理(領収書整理・数字の管理)に苦手意識がある
  • チャンスが来ても、資金面で一歩踏み出せるか不安

Yさんは、トレーナーとしての情熱も行動力も抜群。
ただ、事業を運営する「経営者の視点」がまだ曖昧なまま走り出してしまい、モヤモヤとした不安を抱えていらっしゃいました。

スポットコンサルの第一歩は「事業計画書」

私たちのスポットコンサルでは、まず「事業計画書」の作成を一緒に進めていきます。

「金融機関に提出するもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は

  • 経営者としての想いを言語化する
  • 数字に基づいた行動計画を立てる
  • 将来の資金繰りに備える

という点で、すべての事業者にとって不可欠な“経営の地図”なのです。

Yさんのように「動いてはいるけど、方向性がぼんやりしている」と感じる方こそ、一度立ち止まって自分の事業を棚卸しすることが大きな意味を持ちます。

6つの質問で、事業の軸を可視化

具体的には、以下の6つの質問に答えてもらうところからスタートしました。

  1. なぜ創業したのか(動機・きっかけ)
  2. どんなサービス・商品を誰に提供するのか
  3. 自身のセールスポイントは何か
  4. 必要な資金とその調達方法は?
  5. 事業が軌道に乗るのはいつ頃か?
  6. その時の売上・経費・利益の見通しは?

これらを整理する中で、

  • 提供するサービスの名称や価格の見直し
  • 現実的な売上目標と利益の再設計
  • 今後必要な資金額と調達方法(自己資金・借入など)の確認

など、”見えていなかったこと”がどんどん明確になっていきます。

数字が見えると、行動が変わる

Yさんも最初は、数値化した売上や経費に落ち込む場面がありました。
でも、だからこそ「この金額を達成するには、何をどのくらいやればいいか」が見えてきたんです。

実際に、

  • 空き時間での運動指導やセミナー開催
  • 新たな料金プランの導入
  • 今あるリソースの有効活用

など、すぐに行動へとつながっていきました。

数字は、決して怖いものではありません。
むしろ「自分の力で未来を描くための味方」になるのだと、Yさん自身も実感されたようでした。

経理が苦手でも大丈夫。仕組みと支援でカバーできます

フリーランスの方に多い「経理の苦手意識」──

Yさんも例外ではありませんでしたが、今は

  • 領収書は月ごとにまとめて保管・デジタル化
  • 事業用とプライベート用の支出を分ける口座管理
  • 会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を導入

といったシンプルな方法を取り入れ始めています。

最初から完璧でなくても大丈夫。
「今より一歩前に進むための工夫」を一緒に見つけていくことが、ビジコンの役割だと考えています。

継続サポートで未来を共に描く

Yさんとは、今後も定期的な面談を通じて

  • 半年後の売上目標
  • 1年後の新サービス展開
  • 資金調達や拠点拡大のタイミング

など、具体的な未来の実現に向けた伴走支援を続けていく予定です。

ほかにもスポットコンサルの実例をご紹介していますので、よければこちらもご覧ください。

👉 トレーナー事業の成長を加速!SNS集客とサービス設計で見えた次のステップ【スポットコンサルティング②】

ビジコンでは、どんな小さな悩みも、ひとつずつ整理しながら“経営の地図”を一緒に描いていきます。

ご自身のビジネスに不安や課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

タイトルとURLをコピーしました